『ツイノスミカ』稽古場より3【小野桜子】 今作品について、「終の住処」について、座組について、ほかなんでも
『空気の変化』
小野桜子
本公演に出演することは、私がUnit outと関わりを持ち始めた去年夏ごろからのあこがれでした。新生活が始まっていながら劇に出ることは、私には思いきった決断で大変なことのほうが多いけど、やりたいことがたくさんあって、充実しています。
劇は、仕事でも稽古場でもうまくやらなきゃと思ってしまう自分に、その場にいることの面白さを毎回思い出させてくれます。そして、人と反応しあうことがこんなにも楽しくてたまらないものだと実感させてくれます。それくらい思い入れが強いということをアピールしておきます(笑)
さて今回の座組ですが、みんな面白くて、楽しくて、稽古場はいつもにぎやかです。終わりがくると思うと少し切なくなっちゃうような気がします。まだ1ヶ月ありますが……!
そして、みんながすごく柔軟なので、稽古を重ねるたび、こんな思いがあったのか!と、たくさんの発見があります。それが納得行くかどうかは別として、相手役とのやりとりで互いが作用しあって新しい体験ができることは演じる上での喜びです。このやりとりから生まれる空気を、空気が変わる瞬間を、ぜひ味わってみていただきたいです。空気の変化こそ、私が思うUnit outのおすすめポイントです。
たぶん今回の作品については他のみんなが紹介してくれてると思います。たぶん。男と女の話だったような気がします。よろしくお願いいたします。
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『毎日、あたらしくなる』
玉井江吏香
小野桜子は賑やかである。小野桜子は気難しい。小野桜子は素直である。小野桜子は強情なときもある。少女のようであったり、一人っ子のようであったり、新入社員のようだったりする。
小野と芝居を作るのも何回目かになったけれども、いつも新鮮な驚きがあります。自在で、ときに飛び過ぎる傾向はありますが(笑)、彼女の軽やかさはいつも作品をと私たちを未知のところへ連れて行ってくれます。私も(座組の皆もたぶん)それがいつも本当に楽しいです。
ぜひ、Unit outの小野を見に来てください!
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