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執筆者の写真Tamai Erika

『ツイノスミカ』稽古場より4【ほが】 今作品について、「終の住処」について、座組について、ほかなんでも  


『自分らしく』

ほが


 稽古合流初日、『ツイノスミカ(終の住処)』にちなみ「人生の最後はどんな家で迎えたいか」という話をしました。あんまピンときてなかったわたしの回答は「こじんまりした家」。広くてごちゃごちゃしててもな〜の気持ちから。


 唐突ですが趣味の話します。

 わたしは街歩きと、初対面の人といかに話せるかチャレンジが好きで、最近行ったのは隣町の三津浜とか宮田町にある庚申庵とか。あと野球拳大会で出会った伊予万歳(松山の伝統舞踊)のおばあちゃんも素敵だった。それぞれこだわりを持って住んでて、土地に思い入れがあって、でもどこか未来に不安が見える。若者が1聞いたら10語ってくれます。でもその不安に対してわたしが何ができるかは思いつきません。「わたしちっこいな〜無責任やな〜」ともやもやしながらお別れします。


 そんな時にツイノスミカの話を思い出します。わたしが人生の最後を考える時には「どんな家で」じゃなくて「どのような環境で場所で街で意志を持って」が大事なんだな〜。

 生まれ育った愛媛も、大学時代過ごした関西も好きなので、今後どこを拠点にするか見当もつきませんが、その場での交流つくるとか使命を見つけるとか「自分らしくあれた環境」をツイノスミカにしたいと思います。

 

 最後に、わたしが演じる役の憧れポイントを紹介!ステキな男性ズが、知らないところに連れ出してくれること!役柄関係なく、趣味の布教が盛んで楽しい座組です!やったーーーー!




・・・・・・・


『朗らかさん』

玉井江吏香


 自分で、ほがらかほがこ、と名乗る人と、分かりあえるんだろうか、という若干の不安が(笑)実は最初にありました。作家などという生き物は、どんなにきちんと社会の中で生息していようとも、基本的に明度真ん中よりはダークサイド寄りなんだろうと思います、私もそうです。


 ほがちゃんは、美人で、ものすごく前向きで、きらきらとアクティブで、なんというか「魂が健康」な感じがします。や、ほんとに眩しいです。


 私の書く女性に、どこかしら私の影が入ってしまうのは仕方がないことで、そして「恭子さん」もそこはそれ、明度真ん中よりは・・・やめます、辛くなってきた(笑)。


 いつもと違う、少し大人っぽいほがちゃんに出会ってください。そしてそれは、いつかの未来の彼女なのかもしれないし、そうでないのかもしれないし。


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